2018年11月27日から、2018年を締めくくる国内最大のバドミントン大会、全日本総合選手権大会がいよいよ始まった。
火曜日は朝から晩まで、ひたすら予選、予選、予選。すべてのジャンルの予選が行われ、本戦出場者が決定した。
自分は午前中の早い時間帯に、開催場所である駒沢オリンピック総合運動場の体育館に入り、その予選の模様をひたすら観戦していた。
すると、超ラッキーなことに、ちょうど山口茜が目の前のコートに表れたのだ。
いや、これには正直驚いた。火曜日は予選の日なので、メジャーな選手は一切出てこないはずなのだ。
しかし、山口選手は女子ダブルスで予選出場をしていたのだ。
ペアはいったい誰だ?背中を見ると、福井と書いてある。福井県代表選手なのか。しかしまるで見たことのない人だ。山口と同じ再春館製薬でもなさそうだ。
一体誰?
後からニュースを見てわかったのだが、彼女は山口選手の高校の時の先輩で綿矢汐里さん、という方。所属は福井県立奥越特別支援学校職員となっていた。
まあ、山口選手のことだからダブルスだってかなり余裕だろう、と思っていたのだが、これが意外と苦戦の連続。笑顔も見られて、ペアとの仲もよさそうで、結構動けているような気がしていたのだが、相手ペアも負けてはいない。一回戦、二回戦とも苦戦を強いられていたのだ。
山口選手の動きを見ていると、特に相手から点数を奪われてしまったのが、スマッシュを打ったあとの処理の仕方のまずさだった。ストレートに打ったスマッシュをクロス奥に返されてしまった時、間に合わないことが何度もあったのだ。
これは、自分たちでも注意が必要な場面だ。
クロスの切り返しを受けても、間に合うと確信した時しかスマッシュを打ってはいけない、のだ。
二回戦目では、どちらも譲らず、なんと一セット目はたしか28点位までジュースとなってしまった。さらに山口側が一セット目を落としてしまった。うーむ。これはいけない。
そして2セット目はなんとか山口ペアの勝利。しかし辛勝だった。そして三セット目に入ったのだが、相手ペアはそろそろ疲れが見えた感じ。しかし山口茜はまったく衰えなかった。そこがやはり世界ランク上位選手の違うところだろうか。
結局2対1で山口・綿矢ペアが勝利した。
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