東京は11月中旬まで温かい晩秋であったが、今週あたりから本格的に寒さが増してきた。
北海道ではとうに雪が降り積もり、本格的な冬の到来だ。
寒さの中で行う練習はきつい。いや、動いてしまえばそうでもないのだが、練習場へ向かうまでが辛いのだ。
さて、冬に行うバドミントン練習においては普段よりさらに注意をしなくてはいけないことがいくつもある。
準備体操を怠ってはいけない
学生のバドミントン部での練習においては準備体操は絶対に必要だろうから大丈夫だと思うが、我々大人バドミントン部はそうはいかない。
友だち同士でたまに行うバドミントンの場合は、ほとんどの場合準備体操らしい準備体操は行わない。普段バドミントンをあまりやらない人や、定期的にやっていても一週間に1回程度しかやらない人たちは、特に準備体操は念入りにやってほしい。
我々だって同じだ。たとえ毎日バドミントンをやっている人だって準備体操を怠ってはいけない。
理想的な準備体操について言うと、時間としては30分程度行ってほしい。まずは柔軟体操だ。各関節をやわらかくするための柔軟。手首、腕、肘、膝、股関節、頭、首、肩、足首などを動かして可動域を広げておく。
次に基本中の基本、ランニングだ。体育館を5~10分程度走りこむ。速くなくていい。自分のペースでゆっくり走り体全体を温ませることだ。そしてスイッチオンの状態にしてあげる。
そして次にもう少し激しく動き、少々汗ばむくらいの準備体操を行う。
たとえばエアバドミントン、素振り。そしてコートを縦横無尽に走ってエア練習。これらを行うことで体が少しずつ動かせるようになってくる。
そしてようやく基礎打ちに入るのだ。
基礎打ちは最初はミニバドミントンなどの小さな動きからスタートし、すこしずつ運動量の多いものにしていく。最後はクリアで終了だ。
これらが終わってから、ようやく自主練に入っていくのだ。
特に冬は体が寒さでかじかんでいるから、おもうように動かないことが多い。そういう状態でいきなりゲーム練習に入ったり、激しい動きから入るのは無理があるし、危険だ。
まずは少なくても体のあちらこちらの柔軟を終えてから、シャトルを握ってほしい。
大きな怪我の回避にもつながるし、体が動かなければ、他の人とぶつかったり、すべって転んだり、ということもあるかもしれない。
雪国地方の人たちは、時々体育館が水にぬれてしまうこともあるだろう。
体育館が濡れていたら、必ずカラ布巾で拭いておこう。濡れた体育館は危険だ。
身体を冷やさないように気を付けよう
思い切り準備体操や基礎打ちをやって終わった時、額に汗がにじむくらいが理想的だ。
しかし、その後ベンチに座る時間が長くなると、やがて体が冷え切ってしまう。風邪をひいてしまうほどになっては大変だ。そのような場合は無理にでもベンチから立って、体を動かそう。あるいは厚いコートを着用して、身体を冷やさないようにしよう。
そうでないと練習ゲームになった時に、体が動かずおもわぬ怪我をしてしまうことになりかねない。
冬の練習は、とにかくコンスタントに体を動かして、なるべく待ち時間中に体を冷やしてしまわないように。
水筒に暖かい飲み物を持っていくと良いかもしれない。
少しでも体を温めておくようにしておきたい。
普段からよくカラダを動かしておくこと
コート以外のところでよくカラダを動かしておくことだ。
それは自宅でできる柔軟体操や体幹運動が良いだろう。ヨガも効果的だ。
冬は寒いから、バドミントン以外はなかなか体を動かさない人が多い。
しかし、夏と同じように体を動かしておかなければ、バドミントンもうまく打つことができないのだ。
寝る前にヨガをやるとか、柔軟をやるとかそれだけでも体をケアすることができる。
長時間やる必要はない。5分程度、寝る前に毎日行う、と自分でルールを決めて取り組むことだ。
あるいは早朝10分早起きして、外で素振りをする、でもいい。
(うーん、これは自分にはつらいかも。やりたくてもやっぱり寒くてちょっと・・・)
とにかく冬こそ体を動かす、という意識をもとう。意識を持つだけでも違うから。
大人バド部のみんな
これから寒い冬に突入だ。
しっかりカラダのケアをしていこう。
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