別所キミヱさんのプロフィールがすごい、69歳だって、だから勝つんだ



日曜の夜、久しぶりにテレビをつけてみたら、ジャンクスポーツという番組をやっていた。

観るともなく、なんとなく番組をチラ見していたら、一人の女性に釘づけになってしまった。

パラ卓球女子世界ランク4位の別所キミヱさん

彼女は障害者スポーツの卓球で、70代にして世界ランク4位という驚異的なランキングを持っている日本女性だった。

別所キミヱさんという方だ。

彼女は40代で病気のために車いす生活となり、45歳で卓球に出会った。

1949年生まれで、ただいま69歳だ。(このブログは2018年7月1日公開)

別所さんは40歳の時夫を亡くし、当時高校2年生と3年生だった息子たちと生活費を稼ぐため就職したのだが、2年後に自信が病気となり、2度の大手術で一命をとりとめたものの、車いす生活を余儀なくされた。

その後リハビリと障害者支援の職業訓練校に入り、再就職を果たした。

友人の勧めで障害者卓球に出会う。

最初はまったく卓球をやったことがないので、とりあえずは、普通に初心者の卓球教室に通ったという。

そこからめきめき腕を上げ、パラリンピックに出場。

全日本で優勝し、アジア大会に出るも惨敗。その後もさらに努力を続けオリンピック出場を果たした。

前回のリオオリンピックは5位だった。

そして世界ランクは毎年あがり、今年は最高の世界4位まで上がっているのだ。

なんというすばらしいアスリートだろう。

見た目もインパクトがある。

69歳だからそれなりにシワもあり、体型も決してスラリとしているとはいいがたい。

また、髪の毛にはこれでもかというぐらい、隙間なく、蝶のピン留めで埋め尽くされている。

 

これだけでも相当インパクトの強いおばちゃんだ。

見た目と実力の差があまりにも激しすぎるので、テレビでたまたま見た彼女に釘付けになってしまったのだ。

なぜ69歳が毎年世界ランクを上げていけるのか

別所キミヱさんがこれほどまでに、年齢を重ねても強くなっている理由にはそれなりの理由がある。

アスリートは、もちろんもともと持っているスポーツセンスであったり、そのスポーツを始めた時の環境であったり、よいメンターとの出会いがあったり、メンタル的な強さを掴んだり、そういう様々な要素で強くなっていく。

また、そのスポーツにどれぐらい人生を賭けることができるのか、時間的なことも関係してくる。

もちろん別所さんは、卓球にすべてを賭けていると言える。

本人は、死ぬまでずっと卓球をやり続けたい、と宣言しているぐらいだ。

テレビでは、その強さの秘密をふたつほど明かしてくれていた。

ひとつは本当に笑ってしまう内容だが、もしかしたらこういうこともアスリート魂として持っておいたほうがいいのかもしれない、と思った内容だ。

 

紫のパンツをはくことで強くなる

強さの秘密のまず一つ目。

それは、なんと勝負パンツをはくこと、だそうだ。

プっと笑ってしまうような内容だが、本当のことだ。

御本人は、大事な試合日には、必ず勝負パンツをはくという。

その理由というのが面白い。

別所さんの弁はこうだ。

若いころはかなりのおしゃれで、紐パンを履いていた。自分の勝負パンツは紫の紐パン。その紫のパンツをはくと、あのころの青春の日々を思い出し、若い時の、あのエネルギッシュな日々に気持ちが戻るのだと言う。

つまり、自分が若返り、力がみなぎってくる、ということなのだ。

司会者は噴き出してしまっていたが、これはある意味本当のことだろうと思う。

どんなアイテムでもその人にとって若い時に一番力をもらえたものを身につけたりそばに置いたりすることで、自分が一番活発だったころの気持ちに戻り、それが今の自分にまた力を与えてくれるのだろう。

たまたま別所さんにとって、それは『紫のパンツ』だったのだろう。

自分がそれを身に着けたり見たり、そばに置いたりすることで、エネルギーがあふれる気持ちになったり、パワーがもらえたり、気分が高まったりするもの

あなたにとって、それはいったい何だろう。

 

敵のことを詳しく知る

別所さんは、惜しげもなく、ある大きな模造紙を皆に披露してくれた。

この時、実は自分のテレビが急に電波が悪くなって、テレビが入ったり入らなかったりしてよく全貌がわからなかったのだが、おおよそのことは把握できた。

彼女は自分の対戦相手のことを細かく観察していた。それを部屋に貼ってあるというのだ。

以前、中国のトップ選手が、ことごとく日本の卓球選手で現在大活躍中の平野美宇選手に負けてしまった後、練習場に平野選手の顔写真を常に見えるところに貼っていつも見ながら練習をしていた、ということを聞いたことがる。

別所選手は、ただ顔写真を貼っておくのではなく、その選手のデータを詳しく手書きで細かく書き、それを貼っておくのだ。

関心してしまったのは、こんなことまで書いておくのか、というようなこともすべて書き記してあったことだ。

たとえば、その人の癖。

自分が言いたいのは、その癖とは、単に卓球をしている時の癖だけでなく、負けている時の癖などだ。

たとえば負けている時は、髪の毛を何度も書き上げる癖がある、とか。逆に勝っている時の癖だったり。

へえー、こんなことまでも。ということを細かく観察して記入しているのだ。

 

努力と、好きだ、という気持ちと

最後に自分はこう思った。

なぜ彼女が何歳になってもランキングを上げ続けていけるのか。

それは、もちろんたゆまぬ努力があってこそ。

そしてもうひつは、好きという気持ちだ。

卓球が好きなのだ。

どんなアスリートでも、トップ選手は、みんなそのスポーツが好きというところからはじまり、トップ選手になった時でもやっぱりそのスポーツが大好きなのだ。

それは色々なアスリートのインタビューなどを観ているとよくわかる。

別所さんも例外ではない。

彼女は何よりも卓球が好きなのだ。

この気持ちを持ち続け、努力していく限り彼女は勝ち続ける。

勝つには必ず理由があるのだ。

バドミントンで勝つために、今の自分に必要なこと

別所選手の短いエピソードを見ていて、この精神的な部分は、今の自分にいくらでも応用ができると思った。

別所さんと自分の一番大きな違い、それは自分が健常者であるということだ。

少し膝を痛めているものの、普通に走れるし、普通に動くことができる。

そんな恵まれた今の自分。

そして何よりもバドミントンが好き、という気持ちには変わりがない。

自分が今よりもっと強くなり、勝つために必要なのは、まだ伸びていける、まだ伸びしろがある、という確固たる気持ちを持つということと、色々な意味で努力をするということだ。

相手を見ることも、非常に大切だ。

特に50代、60代、70代でも勝ち続けていくためには、相手の弱点をついたり、相手の気持ちを読んだりすることも非常に大切になってくる。

今日は良い勉強をさせてもらった。

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大人バド部のみんな

常に若い気持ちを保ち続けるために、ひとつでいいからアイテムを持ってみてはどうだろうか。

それは何でもよい。

若いころの自分に戻れるもの、だ。 パンツ、でもいいかもしれない。

そしてもうひとつ。

敵の研究だ。

いつも一緒に自主練をやっている仲間だったり、練習ゲームをやる相手の弱点をきちんと知っているだろうか。

長所は?負けている時のしぐさは?相手がどんな行動をする時は、どんな時だろうか?

そういった分析をする、ということも常日頃から研究しておくと良い。 [/su_note]



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ABOUTこの記事をかいた人

まだバドラー歴3年の孤独な大人ネコバド部長。1年目を過ぎたころから仲間ネコを集めて自主練の日々だ。バドミントンをしている時は素のネコになれるんだニャー。 目標は最強のネコバドラー。どんな相手だって受けてたつぞ。ニャー。