バドミントンが必ず飛躍的に伸びる簡単な方法とは

初級レベルから上にいけない悩み

友人のAさんは、バドミントンが好きで、練習もとても熱心に取り組んでいる。

ところが、本来ならもっと上手になっていいはずなのに、初級の域からぜんぜん脱していない。

なぜだろう。

Aさんにさりげなく聞いてみたが、本人にも理由がわからないと言う。

困ったことに、最近その、伸び悩みについて、本人が非常に苦しんでいることがわかった。

「なぜこんなに練習しているのに上達しないんだろう。」「なぜ練習の時はうまくいくのにゲームになると全然ダメなんだろう。」

誰しも経験したことがある悩みだ。

初級から急激にうまくなった理由

同じく友人のBさんもAさんと同じ時期にバドミントンを始めた。練習量も同じぐらい。最初のころはとにかくシャトルがラケットに当たらない。打っても10球中4球ぐらいは空振りだ。

当たる6球のうち、ちゃんとネットを超える球が2球ぐらい。ひどいものだった。

ところが5年たった今、BさんとAさんは驚くほど大きく差が開いてしまった。Bさんはすでに急激に上達し、中級の上のほうまで行ってしまってもう少しで上級に到達するレベルだ。

いっぽうで、Aさんは初級のままだ。さすがに空振りすることはないが、クリアもあまり飛ばないし、サーブやレシーブはミスばっかりだ。ロビングもドロップもミスが多い。

練習量はさほど変わらないのに、この違いは何だ!!!

練習している時の意識の違い

そんなAさんとBさんだが、練習している時の様子をじっくり観察したり、二人からの話を聞いてみると、決定的な違いをいくつも見つけてしまった。

決定的な違いは、自分の感情、想い、だ。

どういうことだろう。

普段のBさんは、たとえば苦手なショットが合った時、できないものがあったり、何かの壁にぶつかった時、必ず「できる」と思うようにしているという。

たとえば相手のスマッシュが速くて取れなかった時、ああ、自分にはこんな速い球は取れない、と思うのではなく、「自分には拾える。必ず打ち返せる」と思うのだそうだ。

いっぽうでAさんはどうか。「速い。こんな剛速球を打ち返すなんてとても自分には無理だ。」と思うのだそうだ。

Bさんはどんな時でも、この考え方を変えない。たとえ上級者がゲーム練習をしてくれる時も、決して物おじしない。よい経験になる、ラッキー、という気持ちで打つのだそうだ。

一方でAさんは上級者とゲームの時は、相手に申し訳ないと思う、と言う。こんなへたくそな自分と一緒にゲームなんかやって相手に悪い、と思うのだそうだ。

この二人の決定的な違いがわかるだろうか?

Aさんは、自分が下手だという自覚を常に持っている。しかし、Bさんは持っていない。必ずこれから上手くなる、と信じているのだ。

この考え方の違いによる上達度の差は、時間が経てば経つほど、大きくなる。

考えて打つか、打たないか

そしてもうひとつ、これも決定的だと思うことがあった。

それは、練習中でも、ゲーム中でも、どんな時でも、考えているかどうか、といういことだ。

Bさんは常に考えていると言う。

たとえばサーブを打つ時は、どこに打つべきか、考える。考えるということは相手をよく見ていないと考えられないことはわかるだろう。

たとえばレシーバーがフォアよりに構えているのか、バック側に構えているのか、前のほうで構えているのか、後ろのほうで構えているのか、それをよく見てから、どこに打つか考えるのだ。

レシーブも一緒。ヘアピンも、スマッシュも、ドロップもすべて一緒だ。考えて打つことができない人は相手に簡単にシャトルを取られてしまう。

Bさんのプレーはそれをよく物語っている。なにげないサーブでしょっちゅうエースを取る。相手がなぜか取れないのだ。

またスマッシュは決して剛速球ではないのに、やはり相手は取れない。取れても無理な体制で取るから、次の球で仕留められてしまう。

最近はクリアもだんだんよくなってきて、バックバウンダリーからでも反対コートの奥のほうまで飛ばせるようになってきている。

この進化はすごい。

いっぽうAさんはどうか。

サーブは、何も考えて打っていない。浮いたサーブだから簡単に相手からカウンターを取られてしまう。

レシーブも中途半端に上がるから、やはり相手からスマッシュで決められてしまう。

また、せっかく相手側から絶好球が来ても、なぜかクリアで返してしまって攻撃をしない。考えて打っていないのだ。

これではゲームに勝てるわけがない。

Aさんの意識改革がすごいことに

さて、そんなAさんなのだが、本人は上手になりたいという気持ちは十分に持っている。だから、Bさんのやり方を伝え、本人の意識改革を促すことにした。

AさんはBさんが考えて打っている、ということに感動した様子だった。感動が大きければ大きいほど意識改革もきっとうまくいくだろう。

そうしたら、案の定、本人は見違えるように変わったのだ。

たった1回のアドバイスでこれほど変わるとは。

Aさんのプレーが生き生きしだしたのだ。そして、中途半端な打ち方が影を潜め、相手からのチャンスボールは確実に仕留められるようになった。さらにレシーブも非常によくなった。

剛速球のスマッシュも、軽々と返せたのだ。

これには少々驚いてしまった。

考えて打つ、Aさんにとって、これがプレースタイルを良くするひとつのきっかけになったのだ。

5年もやっていて上手にならないのは、自分が下手だと常に思っていたことと考えて打っていない、というこの二つが本人の足かせになっていたのは間違いない。

本当は技術は十分上達していたのに、自分が自分を、「自分はできない」と思い込ませ、脳が勝手に「自分は下手なんだ。」と思っていたのだ。

そして、ほんの少し考えて打つようにすればそれだけでシャトルの行く先が確実に相手のいないところに飛んでいくようになった。

だから勝てるようになったのだ。

先日のゲーム練習会では5戦5勝という快挙だった。これにはさすがに自分も本当に驚いた。

人は変われば変わるものだ。しかもこんなに簡単な意識改革だけで、だ。

バドミントンは考えて打つことが大切

どうだろう、みんな。

みんなはゲームの時、試合の時、深く考えて打っているだろうか。練習の時も同様だ。

考えることを面倒くさがっている人は、伸びない。おそらく。

バドミントンという競技は自分が好きなところにシャトルを打ってそれで点数を取る競技では決してない。それは断言できる。

ではどんな競技なのか?

それは、相手から点数をもらう競技なのだ。

つまり自分が相手に合わせた球を出し、それによって相手がミスをしたりうまく返球できなかった時にチャンスが回って来て自分に点数が入る競技なのだ。

トップ10の選手たちのプレーを見てみるといい。

エースを取って点数が入る時は、1試合中数えるほどしかないはずだ。感覚的には点数の8割ほどが相手のミスによるものなのだ。

だから、考えて打つことが、とても、とても大切なのだよ!

考えることで相手より上に行け、そうすれば相手から点数が与えられる。そんな競技なのだ。バドミントンは。



2 件のコメント

  • 以前から拝見し、参考にさせていただいていました。今回初めてコメント致します。私も数年前からバドミントンを始めた大人です。

    最近伸び悩んで、同時期に始めたペアと差が開いてきて落ち込んでおりました。今回の記事を読んでとても納得しました。それは私のペアはBさんのように思考が非常にポジティブな人で、さらに冷静に試合を振り返り分析できる人なんです。私はと言えばまさにAさんのようなネガティヴな考えでした。

    ポジティブ意識を変えて、考えてプレーしようと思います。
    ありがとうございました。

    • Yamatoさん、
      コメントありがとう。嬉しいです。今回ブログに書いたように自分の周りにも、ちょっと意識改革すればすぐにでもうまくなるのに、それに気が付かない人が大勢存在しています。
      バドミントンに限らずこの考えの違いはどんなことも一緒です。
      自分も、前向きな考えで今日まで来ました。当然他の同じ時期にスタートした人よりはずいぶんうまくなっていると思っています。
      やはり自分の上達を助けてくれるのは、考え方なのだ、ということですね。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    ABOUTこの記事をかいた人

    まだバドラー歴3年の孤独な大人ネコバド部長。1年目を過ぎたころから仲間ネコを集めて自主練の日々だ。バドミントンをしている時は素のネコになれるんだニャー。 目標は最強のネコバドラー。どんな相手だって受けてたつぞ。ニャー。