ユーバー杯準決勝、韓国17歳18歳と高松ペアの戦い

韓国対日本のユーバー杯準決勝。
2勝1負で迎えた第二ダブルスだ。

ペク・ハナ、イ・ユリンと高橋松友ペアが登場した。

これに勝てば決勝戦という大事な戦いだ。

韓国ペアは、17歳と18歳のめちゃ若いペアだ。

韓国の中ではものすごく期待されているペアだ。経験も積ませたいという韓国の思惑が見え隠れする。

二人はジュニアのトップ選手だ。

どんな試合になるのだろうと非常に興味深かった。

ふたを開けると、一セット目はまるでバドミントンの教科書を観ているような戦い方であった。

韓国ペアもとてもうまいのだが、経験と実力の差が見えた。

高橋も松友も序盤は緊張があったものの、すぐに落ち着きを取り戻し、一セット目は終始攻めのプレーだった。
しかもその攻め方はバドミントンのお手本だ。

スマッシュの時は、緩急をつけ、コースをつく打ち方。
守りのレシーブは、左右に振り、相手の陣形を崩していく。

すると案の定、韓国ペアにたくさんのミスが出てきた。

クリアを打ち損ねる、ドロップショットが取れない、サーブレシーブが浮く。

スマッシュもネットにひっかける。

第一セットは21対11で圧勝だったのだ。

これは行ける。

韓国ペアは経験が圧倒的に少ない。だから普段は飛んでこないところにショットが飛んできて、あたふたしている感じであった。

ジュニア選手権では優勝している彼女たちだが、シニアはまったく違うということを身に染みてわかったと思う。

この調子であっさり行くか、と思った第二セット。

日本の二人の表情もプレーも安定していて余裕がある感じだ。

しかし、しかしだ。
第一セットは固かった韓国ペアだったが、いくつかの良いラリーもちょこちょこ出てきたのだ。

しかしうまく変化をつけている高橋松友選手の球に対して、なかなか戦略を絞り切れていない韓国ペアだった。

高橋松友は、長いラリーになることをいとわない。長いラリーには慣れているし、それが当たり前だと思ってプレーしているからだ。

中盤までは11対5で折り返した。

これだけの点差なら、あっさり行きそう、と少し余裕を持ちながら観ていた自分なのだが、中盤からいっきに情勢が変わってしまって、自分自身青くなってしまった。

中盤以降、もうあとがない韓国は、必死にくらいついいてきた感じだ。試合に集中している、というふうにも見えた。

だから12対10と迫っていた時はかなりの部分、韓国の攻撃が目立っていた。

高橋松友は、リズムをあげないといけない、ギアを一段上げていかなくては、ということを意識していたはずだ。

二人は球を一か所に集めることなく、左右に散らすことに終始していた。
また、ドロップあり、スマッシュあり、しかもそれらはクロス、ストレートと常に散らしていく。

そうやりながら韓国ペアのミスを誘っていった。

しかし、韓国ペアもラリーにかなり慣れてきたのか二セット目は、彼女たちの攻撃にもくらいついていっていた。

そんな中で高橋や松友のほんのちょっとしたミスも目立つようになっていき、14対14の同点、というところまで来てしまった。

さあ、どうする。高橋、松友。

二人は攻撃をするのだが、韓国ペアはかなり拾うことに慣れてきていた。

ここからが勝負だ。しかしネットインなどのアンラッキーが続き、ついに逆転。14対15。ガンバレ。

韓国側の連続ポイントが止まらなくなってきた。14対17

 

おっと、これはいけない。

流れはほんのちょっとしたところから逆になってしまう。今は完全に韓国に流れが来てしまっていた。

そんな中、高橋松友ペアのミスも重なり、ついに14対18。こりゃまずいぞ。

さらにミスが続き14対19。おおおおおおおお。ここで切らないと。

ついに15対20になってしまった。

なんと、韓国のゲームポイントだ。第一セットの流れから見て、ありえない展開だったが、現実だ。

しかし2点をもぎ取り、なんとか17対20。しかしまだ相手のゲームポイント。

しかし、松友のロビングがラインを超え、アウトとなった。

ここで17対21で韓国が一セット取ってしまった。ああ。

こんなことがあるのか。

さて、1対1で迎えた最終セット。

どんな戦いになるのか。

最初の点は高橋松友が奪い取った。

その時の、点数を取った二人の動きは、第一、第二セットに比べてとてもいいように見えた。

うん、いつもの松友だ。

なんか、本気を出した、と言う感じ。

今までは本気じゃなかったというわけではないと思うけど、このセットは二人の気迫が違う。

まずは2点連取。3点目は、形としてはまったく悪くなくて韓国ペアの足も動いていなかったのだがミスが出て2対1となった。

長いラリーの末だったから少しダメージがあったかも。

ミスがひとつ、アンラッキーがひとつで4対4。

しかし、ここで韓国ペアの弱点が露出した。それはスタミナだ。

長いラリーの後、彼女たちの足は動かなくなってしまう。そこでミスが出てきたのだ。
すると高橋・松友は、長いラリーで勝つ場面が増え、ついに10対4とリードしてきた。

よし、いいぞ。

しかし韓国ペアは10代だ。これで終わるわけがない。

ここで韓国ペアに審判からイエローカードが出た。試合を遅延させている、という警告だ。それだけ韓国ペアは疲れていた。足が動いていない。自分でも観ていたわかったぐらいだ。

高橋松友ペアは、焦らず自分たちのプレーをすれば、行けるぞ!

さて、1分のインターバル後、いよいよ最後の後半戦だ。

11対5からのスタート。

12点目も長いラリーの末に松友がネットに押し込んだ。12対5。

韓国のミスが出て13対5。しかし安心してはいけない。ここから巻き返される可能性もらるのだ。

しかしペースは完全に日本だ。

ボディショットが決まって15対5。どんどん連続ポイントを決めていく二人。

迷いはない。

1点返され15対6。ネットにひっかかり15対7。また点差が近づいてきてしまった。

ちょっとでもリズムを崩せば、どちらかに流れがいってしまう展開。

これほどの点差があっても安心はできない感じだ。

高橋が2回連続ネットにひっかけ15対8になった。

松友のショットがバックに大きく外れて15対9。流れが韓国に来つつある瞬間だ。
まずいぞ。さらに連続ポイントで15対10。韓国が追い上げてきたぞ。

あと6点なのに。勝利まで。

高橋のショットがアウトになり15対11だ。すると韓国のミスが出て16対11。ここで断ち切ったぞ。

またさらに長いラリーを制して17対11。

あと4点。

韓国のクロススマッシュが決まってしまい、17対12。

あと4点だよ。

さらに長いラリー、韓国がネットにひっかけて18対12。

あと3点。

さらにミスが韓国に出て19対12。

あと2点。

 

ガンバレ、ガンバレ、ガンバレ。

韓国が1点返して13点。
日本に力が入りすぎアウト球を出し、19対14。

さらに長い、長いラリーを制して20対14。

あと、あと、1点。

おおお。

さあ、マッチポイントだ。

ラストはあっさり、韓国のミスで決まった。

やった。勝った。勝った~。

二ゲーム目は取られてしまったが、最後はしっかり決めた。

長いラリーになった時、二人のコンビネーションが光った試合だった。
いっぽう、韓国ペアの息は完全に上がっていた。
高橋松友はいつもの冷静な感じ。息も上がっていない。すごいな、やっぱ。

おめでとう、高橋選手、松友選手。

おめでとう日本。

そしていよいよ明日は決勝戦だ!!!



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ABOUTこの記事をかいた人

まだバドラー歴3年の孤独な大人ネコバド部長。1年目を過ぎたころから仲間ネコを集めて自主練の日々だ。バドミントンをしている時は素のネコになれるんだニャー。 目標は最強のネコバドラー。どんな相手だって受けてたつぞ。ニャー。