硬さの残った1回戦をなんとか突破した桃田選手。
本日の相手は高校生のエース、埼玉栄高校の18歳、緑川選手だ。
とにかくこの選手はすべてのショットがすばらしい。デフェンス力もあるし、スマッシュ力もある。そして高校生だから疲れからもすぐに回復する。
なんと昨日は男子ダブルス、シングルス、そしてミックスダブルスの3試合を行ってからの本日の桃田との対戦だ。
1日三試合は相当疲れるはずなのに、本日の序盤は相当動きもよくほぼ互角の戦いを展開していた。
本人は失うもの何もない。思い切っていくだけ、とのコメントを残していたとおり、最初からフル回転だ。
序盤は大きなクリアがラインぎりぎりに何度も決まり、桃田選手も驚きを隠せなかったほどだ。
桃田選手はどちらかと言うと、スロースターターだ。だから序盤は高校生に翻弄された格好だった。第一セットの折り返しは11対8。
さて、第一ゲームの後半戦はどうだろうか。
なんと桃田選手はギアを一個半ほど上げてきた。スマッシュをコーナーへ、弱いショットから強いショットへと、変化をつけた球。
点差がどんどん開いていく。緑川選手もよいショットがたくさんあるのだが、それ以上に良いショットを出してくるのが桃田選手。
なんといっても世界ランク一位なのだ。
フォア側からのクロス、ストレートスマッシュなど多彩なショットを混ぜた後半は緑川選手を寄せ付けなかった。
結局第一ゲームは21-12で勝利。
二ゲーム目も桃田選手の圧勝。21-11で終了した。
世界一の強さをみせつけられた恰好だ。緑川選手も積極的にいったのだが、桃田選手は相手にポイントをくれない。その試合の流れはさすがだった。
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