自分のバド仲間の中には、戦った記録をつけている人はまったくいない。
あなたは自分のゲームや試合内容を、あとから一点一点振りかえられるぐらいしっかり覚えているだろうか?
ゲーム内容をしっかり覚えておこう
例えば自主練中のゲーム練習。
その日のゲーム練習の得点や詳細をあなたは覚えているだろうか?
もっと言えば、失点内容を一つ一つ覚えているだろうか?
よくテニスプレーヤーの錦織圭選手や、大坂なおみ選手は、記者から『第8ゲームで40-15になったときはどんな気持ちでしたか?』なんていうことを質問されることがある。
そんな時も、即座に、細かくその時の気持ちを答えている彼らの様子を観ることがあるだろう。
いつも、『ひとつひとつのゲームやその時の気持ちを、本当によく覚えているな。』と思って観ていた。
バドミントンは1ゲームが21点もある。
最低でも42点取らないと勝てないゲームなのだ。
もし相手と接戦だとして、ジュースがなかった場合、21-19,21-19とすると、全部で80回ものゲームを行うことになる。
みんなはその80回の内容をどれだけ覚えているだろうか?
80回は無理としても、ターニングポイントとなったときのショットの内容、自分が納得した得点や失敗したと思った点の内容など、覚えておくべきシーンはいくつかあるものだ。
それらをなるべく覚えておき、次につなげようではないか。
ゲーム内容を覚えていないのが初級者
初級の時はゲームをやっても、同じ失敗を何度もなんども繰り返してしまう。
それは技術的な側面もあるけれど、もう一つ大切なのは、すぐに忘れてしまってはいけない、ということだ。
たいていは、ゲームが終わったら綺麗さっぱり忘れてしまう。
初級者だからゲーム内容を覚えていない。
いや、そうではなくて、ゲーム内容を覚えていないからいつまでも初級者なのだ。
ゲームはテストと同じ 振り返らなければ良い点は取れない
これでは、自分の何が良くて何が悪かったのかわからない。
これは、学校のテストの時と一緒だ。
テスト用紙が採点されて戻ってきた時、間違えた箇所を振り返ってこそ、次のテストでは同じ失敗をしない、という事につながるのだ。
でもテストを、点数だけちらっと見てそのまま机の中にしまっていては、決して次のテストでそれ以上の点数を取れるとは思えない。
もし、その時間違えた箇所とまったく同じ問題が次のテストでも出てしまったら、あなたは答えられない。
ゲームも一緒だとは思わないか?
前のゲームで失敗しても、振り返りをすることがなければ、次のゲームでも同じ失敗を繰り返してしまう。
[su_note note_color="#fff266"]大人バド部のみんな
ゲーム中、特に後悔した時の内容は、しっかりと覚えておき、後から必ず振り返ってみよう。
そして、どうしたらそのミスを繰り返さないようにできるか、自分なりの対策を立てよう。
逆に、上手く行ったときの内容も振り返ってみよう。
なぜ上手く行ったのか、理由がわかれば、また同じことができる。
そうやって少しずつ同じミスを減らし、成功したショットは同じショットが打てるように、必ずゲームを振り返ってみよう。
きっと収穫があるはずだ。[/su_note]
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