本日はバドミントンダブルスの、とてもいいパターン練習ができた。
バドミントンのテキストを開けば、どこかに書いてあるのかもしれないが、このパターン練習はみんなの苦手なショットを見極めたうえで、自分が考えた攻撃力強化のためのパターン練習だ。
目次
自主連仲間が全員不得意なショットとは
特に実際の試合やゲームの中で、多くの人が苦手なショットだと思うが、それは、自分が攻撃している時、スマッシュをクロスに切り返されて、それを拾う、というショットだ。
たとえば自分がフォア側からストレートにスマッシュを打った時、レシーブ側が、ラインぎりぎりのクロスに切り返してきたとき、間に合わないことが多いのだ。
間に合ったとしてもよいショットが打てなかったり間に合わなかったり。相手がクロスにドリブンクリアやドライブなどの低く深い切り返しをしてきた時には、なおさらだ。
バック側も同様。バックからストレートにスマッシュを打って、相手からクロスの深いところに切り返された時返せない場合が多い。
なぜ切り返しのクロスショットのリターンが苦手なのか
これはなぜか、というと、返せない原因はただひとつ。スマッシュを打った時その場から動かないからだ。
正解は、打ったらすぐにトッパンの形に戻る、ということだ。
つまり中央後方に戻る、ということだ。
これをやっていないから間に合わないのだ。
そこでこんなパターン練習を考えた。
クロスショットの切り返しから連続攻撃を強化するパターン練習
本日行った練習はこうだ。
まず条件としてはこうだ。
コートにAとB,CとDさん4人が入る。片方は攻撃のみ、もう片方は守備のみだ。
AさんとBさんが守備ペア、CさんとDさんが攻撃ペアとして組む
- AさんがDさんにショートサービスを打つ
- Dさんがショートでサービスリターンを打つ
- Aさんがクロスにロブをあげる
- Dさんが後ろに下がり、Bさんにストレートのスマッシュを打つ
- Bさんがクロスに高く深く切り返し
- DさんがストレートにAさんにスマッシュ
- Aさんがクロスに高く深く切り返し
- DさんがBさんにストレートにスマッシュ
- Bさんがクロスに高く深く切り返し
というふうに連続してどちらかがミスをするまで続ける。この時Cさんは前衛にいるのだが、守備の二人からの球が甘くなったらすかさずプッシュかネットで勝ちにいく。
このパターン練習が優れているところは
自分が考えたこのパターン練習をみんなでやってみたところ、実は思わぬ一石二鳥ならぬ、一石三鳥の成果が出た。
一種類のショット強化しようとしたところ、3種類もの良い練習をすることができたのだ。
まずは連続攻
撃をスムーズに行えるように、ミスを減らすことがこのパターン練習の目的だったのだが、それと同時に守備のほうはクロスの切り返しの練習ができる。
クロスの切り返しはついつい浅くなりがち。
それをなんとか深いところに持っていこうとする、レシーブの良い練習にもなる。実はこれも、みんなの苦手ショットだったのだ。
そしてもうひとつ。
特に初心者レベル、初中級レベルには非常に良い練習になるのだが、攻撃する側のポジショニングの練習にもなるのだ。
というのは、攻撃する時は必ずトッパンの形をとるのだが、これがすばやくできない人が多い。
サービスリターンが上がったら、すぐにトッパンの形となる。
そして、フォア側に球が上がれば、二人の陣形は若干フォアりのトッパン、バック側に球が上がれば、若干バック側に寄った陣形となる。
また、前衛に陣取った人は、必ず構えの形でいなくてはいけないのに、本日の練習では、ラケットヘッドが下に向いていたり、ついつい後衛の人のほうをちらっと見てしまったり、そもそも構えの姿勢になっていなかったり、という人が多かったのだ。
それではたとえ後衛がいい球を打ったとしても、点数を奪うのが難しくなる。
本日のパターン練習はそういうところも確認することができた。
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大人バド部のみんな
一緒にやる仲間によって、得意ショット、不得意ショットはそれぞれ違う。
自分が主宰している自主連仲間は、圧倒的に今回のショットが苦手な人が多かった。
パターン練習はなるべくみんなが不得意とするショットや、習得したいショットを練習するようにしよう。
一回の自主練につき、一種類やるのが効果的だと思う。
一回の練習にふたつもみっつも同時にやるのではなく、一回につき一種類の集中練習が効果的だ。
みんなで強くなっていこう。[/su_note]
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