旧ルネサスから再春館製薬所へ
2014年になくなってしまったルネサスのバドミントン部を覚えているだろうか?
今から4年前(この記事は2018年6月執筆)の2014年8月に、旧ルネサスバドミントン部は、現再春館製薬所のバドミントン部に正式に移管した。
当時活躍していた、女子ダブルスの藤井・垣岩ペアや、末綱・前田ペアも旧ルネサスバドミントン部のメンバーだった。
そのまま彼女たちは旧ルネサスから再春館製薬所のバドミントン部部員となったのだ。
福万・興猶選手も旧ルネサスから再春館へ移籍した。しかし彼女たちだけは2017年8月にヨネックスバドミントン部へと移籍して現在に至っている。
現在前田選手は引退しており、末綱選手は再春館のコーチとなっていたが、例の今井監督の騒動で末綱コーチは退団している。
すでに再春館は、2018年4月に吉富コーチと今井監督と今井莉子選手が退社しているため、多くの選手やコーチや監督がごっそり抜けたことになる。
今井氏と吉富氏への告発状
そんな中で、今回の騒動が勃発。
この、2014年に廃部となった旧ルネサスバドミントン部の元コーチが、当時の監督であった今井彰浩さんと、同じくコーチだった吉富桂子氏の恐喝容疑として告訴状を熊本県警に提出した。
なんということだ。
告訴状は、元コーチが再春館製薬所への移籍について、40万円を吉富氏に支払わないと移籍の協力を行わない、と今井氏から脅迫された、というもの。
そのため、結果として40万円を支払って協力せざるを得なかったということだ。
2018年2月に退社した今井氏の詐欺に関する告訴状が提出された事件について、すでに熊本バドミントン協会では彼を永久追放にしている。
今回の告訴状提出については、報道が2018年6月10日(日)で、本日記事執筆しているのは2018年6月11日(月)のため、まだ詳細が報道されていない。
また記事としてもそれほど大々的に報道されていないので、知らない人も多いかもしれない。
それにしても、もしこの告訴状の内容が本当だったら、今井彰浩さんと言う人は相当あくどい人だと考えざるを得ない。
前回も今回の告訴内容も、両方ともにお金に関することだ。
今井彰浩氏の悪事とピカ一の指導力
事実を確認したわけではないから、この記事のままを受け取ってほしくはないが、今井氏の乗車している車は3台あり、うち1台は軽自動車。それを会社と家の往復用として使用し、他2台は高級車、というもっぱらの噂だ。
これだけ受け取れば、ん?おかしい。そのお金はどこから?と考えざるを得ない。
株で大儲けした?投資で大金が舞い込んだ??
しかし、一方で指導者としては相当な手腕のようで、なんといっても末綱・前田選手をオリンピックメダリストとして育てているし、ご存知現在大活躍中の、世界ランク2位までになっている福島・廣田ペアも、彼が中心となって育てている。
指導者としては、おそらくピカ一なのだ。
選手からすれば、こんなすごい指導者はいないし、ずっとついていきたい、と思うのは当然だとろう。
しかし一方で世間から見れば、理解しがたい人物に間違いない。
バドミントン選手達への今後の影響
バドミントン選手がどんどん活躍し、世界に羽ばたき、バドミントン自体がどんどんメジャーなスポーツになっていくのは自分としてもとても嬉しい。
しかし、いままで決して水面上に現れなかった、今回のような問題が出てくるのは悲しすぎる。
マイナースポーツの時なら、おそらくほんの数行の記事で世間からスルーされていただろう。
少なくてもメジャーなスポーツ紙が、ある一定以上の記事掲載をするようになってしまったため、多くのバドミントンブログで取り上げられ、2チャンで取り上げられ、ツイッターで騒がれ、というようにどんどん記事が拡散していってしまう。
今後、今回の事件がどのように決着するかわからないが、少なくても、もしこれが本当に本当のことなら、今井氏は監督として適任ではないだろう。
せっかく2年後のオリンピックに向けてがんばっている選手たちへの悪影響が最小限に抑えられるように、何か方法がないだろうか、と思うが、残念ながら自分ができることには制限がある。
でも自分は、バドミントン選手達をいつでも出来る限り応援していきたいと思っている。
選手達には、世間のざわつきに精神的に左右されるようなことにならないことを願うばかりだ。
特に、福島・廣田選手にはエールを送りたい。そして再春館製薬の選手達にも、ガンバレ、と言いたい。
コメント失礼します。
今井監督の記事ほんとに残念です。
日本のバドミントン界も盛り上がってきているのでこういった事件は悲しいですね・・・。
本当ですね。バドミントンは誰でも簡単に始められる手軽なスポーツなので、トップにいる人たちが手本となり我々も気持ちよくバドミントンをやりたいものです。