力量も練習量も同じ、体力差もあまりない、という二人が一緒に自主練をしても、1年もたてば圧倒的な差がつく。
なぜだと思う?
それは練習に対する姿勢の違い、だと言っても過言ではない。
Aさんは、一生懸命練習するから、ゆっくりでも、すこしずつうまくなっている。
ところがBさんは、同じく一生懸命練習して、そして飛躍的にうまくなっている。
1年、2年ぐらい経つとその差は歴然だ。
Bさんの場合、初心者から抜け出して、初級になるぐらいのころから、あることを始めた。
ひとつはバドミントンノートを付けること。
そしてもうひとつは、毎回の練習に、能動的にその時の練習の目的、達成したいことをひとつだけ決めて臨むようにした。
これをやったからといって一足飛びにうまくなることはないが、確実に効率的に上手になるには、これがとても効く。
たとえば練習ゲームにしても同じだ。
毎回の練習ゲームの前に、自分なりの、今回の目標を設定してみる。
たとえばこんな具合だ。
絶対にむやみにロビングをしないようにしよう。
スマッシュを打つ時、必ずアレイを狙ってみる。
ロビングは相手のいない場所に打つようにしよう。
サービスリターンの時、ハーフを狙う。
今日のサービスは、ショート:ロングを6:4で出してみよう。
とにかくなんでもいいので、必ずひとつだけ目標を立てる。
こうすることで、自分の弱点や長所を知ることができるのだ。
目標に対する到達度によって自分がまだできていないことがわかるし、後から、こうすればもう少しよくなるかも、と考えるきっかけを与えてくれる。
それが何よりも大切だ。
たいていの人は、練習ゲームの、いろいろなショットについて振り返ることはしない。
でも、プロのアスリートはどうだろう。
必ず振り返りをしたり、試合のビデオを観返したり、必ず自分のフォームのチェックをしたりする。
我々大人バド部も同じだ。
自分たちは一介のアマチュアバドラーに過ぎないけれど、振り返ることは誰でもできる。
そして、強くなりたい、上達したい、という気持ちを持っていれば、この目標設定と振り返り(達成度やなぜできなかったかの反省)は必須。
大人バド部のみんな
練習ゲーム、自主連、練習会、教室、どんな時でもひとつ目標を立てよう。
そして、その目標に対してどうだったのか、必ず振り返りを行おう。
毎回の目標設定と振り返り、
これがバドミントンが強くなるための、簡単ノウハウのひとつだ。さっそく今日からやってみよう。
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