異次元のバドミントンに触れて学んだこと

本日は、全国レベルのプレーヤーA氏と、お遊びの練習ゲームに付き合ってもらう、という幸運に恵まれてしまった。

超上級者とペアを組んだら優先させるべきものとは

ダブルスの試合の相手ペアは、どちらも上級者。そしてペアを組んでもらったA氏は、さらにその上を行く超上級者だ。うーむ。自分だけ中級者以下という情けない状態。

しかし、ここでひるんではいけない。

自らゲームを楽しもう、と自分を鼓舞してゲームに臨む。

さて、実際のゲームは、意外にも楽しいものとなった。

最初の何回かは緊張のせいか、いつもの調子が出ない。しかし、なんとかリラックスしようと、口に出して呪文のように色々な言葉を自分に対して発してみた。

「リラックス、リラックス」、「ゆっくりゆっくり」、「絶対取れる。次の球を絶対に取る。」、「落ち着いて、焦るな。」

自分に言いきかせて、緊張を解きほぐすことを最優先にした。

そして、たとえペアが超上級者であっても、舞い上がらず自分の役割を果たすことに終始したのだ。

周りが上級者だらけで、自分が浮いてしまっていても、決してひるんだり、萎縮したりする必要はない。それよりもいつもの自分を保ち、自分のプレイに徹することを優先させるべきなのだ。

異次元のゲームを体験

さて、超上級者同士のゲームになると、普段の我々自主練ペアとゲームをやるのとは次元が全然違う。

こりゃ、異次元の世界だ。

というのも、絶対に取れそうにない、という球にも超上級者は必ず追いつき、しかもさらにそのショットの上を行くレベルの高い球を返すのだ。

しかし相手もそれに追いつき、なんとか返してくる。自分はと言うと、ローテーションを基本通り守るのに必至だ。

ペアがクリアで返せば、自分はサイドバイに陣取り、コートの半分を守ることで精一杯。

相手からまたクリアが飛んできたら、トッパン体勢だ。

超上級者は、必ず自分に声をかけてくれるから、こちらは安心して前衛、後衛に移動することができる。

「オーライ、オーライ」と言ってくれたら、間髪を入れず自分は前衛へ。「来たよ~、ガンバレ~」と言ってくれれば、自分はその球を追って後衛へ。

ひとつのゲームの中で、とにかく目まぐるしくポジションが変わる。

そしてチャンスが来たら、A氏は信じられないショットで点数を奪っていくのだ。

信じられないショットとは、決してスマッシュのことではない。実際にA氏はゲーム中スマッシュはほとんど打たなかった。

スマッシュを打てばほとんどそれでゲームが終わってしまうのがわかっているからだろうか。

さて、信じられないショットとは、想定外のショットのことだ。

たとえばストレートのドライブと見せかけて、クロスネットを決めたり、フォアのドロップと見せかけてクロスのドロップ、ヘアピンと見せかけて大きくロビングを返すとか、そういった相手の裏をかくショットのことだ。

これは普段自分がやっているゲーム内容とはまったく違う。

本当に見事としかいいようがない。見とれてしまうほどだ。

ショットが美しすぎて、しばしぼーっとしてしまいそうになる自分を抑えて、ハッと我に返り、「いかん、いかん」と言いながら、ゲームに集中しようとする。

ゲーム中、自分のショットが信じられないことに

自分の役割は、決して強い球を打つことではなく、相手の陣形を崩すような場所にショットを送ることだ。

ゲーム中はほぼそれに集中した。

しかし相手からもよいショットが返ってくるから自分も負けじと、自分の実力の範囲で良いショットを打とうとがんばる。

すると不思議なことに、周りにつられて自分のショットの精度がだんだんよくなっていったのだ。

クリア、ドロップ、ドライブ、ロビング、サーブ、すべての精度がいつもよりかなりよくなっている。

そして相手からのすごいショットもなんとか返していけるようになっていったのだ。

これには驚いた。

やはり周りにつられて上手になるというのは本当らしい。

ゲーム後半はかなり良いショットを返している自分に、よい気分でゲームを終えることができた。そしてもちろん我々ペアの勝利だ。いや、実際はA氏がほとんどやってくれたのは言うまでもない。

このゲームを通じて学んだこと

お互いに相手の陣地を犯してはいけない

今回のゲーム体験は自分にとって非常に貴重なものとなった。まずは、超上級者とペアを組んでみて、ペアはどうするべきか、ということを学んだ。A氏は決して無理をしない。そして自分の役割を確実に果たす。ペアとはそういうものだ。相手の陣地を犯してはいけない。

A氏はペアの球だろうと、頑張れば簡単に取れてしまう。しかしそこは自分を信じて任せてくれるのだ。

特にサイドバイの状態で、自分の側に奥深くクリアを打たれた時は、間に合わない時もある。そんな時でもA氏は、その球を取れるからと言って取りに行くことは決してない。あくまでもそれはストレート側である自分の球だからだ。

もしその球を取ってしまえば、その次に相手から返ってくる球を取れる保証はない。相手ペアも上級者だから、こちら側の穴はすぐに見つけ、そこを狙ってくるからだ。こちらも陣形を崩しては絶対にいけないのだ。ペアの球を取るということは、イコール陣形を崩してしまうことに他ならないのだ。

初中級者はこれをよく理解しないといけない。取れるからといって、実際はペアが取るべき球を取りに行っていないだろうか。その時はショットを返せても、次に相手側から返ってくるショットは打ち返せるだろうか。

上級者同士は相手の動きをよく観察している

これはその通りだと思う。特にネット近くの球は相手の動きをよく見たトリッキーショットがよく出てくる。ネットに近い球が来た時は、そのままヘアピンで返すにしてもロビングにしても、クロスネットにしても、一度タイミングをずらし相手をほんろうする。また、ネットにみせかけたロングショットなどは当たり前のようにやってしまう。相手が前に詰めたと見ると、瞬時にしてロブをあげてしまうのだ。

また、そこからまさかクロスには打たないよな、というショットも平気で決めてしまう。

なぜそんなことができるかと言えば、相手コートや相手の動きをよーく見ているからに他ならない。

コートに空きスペースがあることを見つけると、すかさずそこに球を送る。

また、相手がフォアに動きかけているのがわかると、すかさずバック側に球を運ぶ。その切り替えを一瞬でやってしまう。

だから相手は一歩も動くことができずに、簡単な球なのにそれが取れないのだ。

決して強い球を打つことなしに、相手の動きを見ながらショットを打つと、こんなにも簡単に点数を奪うことができるということがよくわかった。目の前でそれを学ぶことができた。

強弱を付けたショットを打つ重要性

スマッシュを打たれたとき、無理にロブを打つ必要はない。ネットすれすれのリターンを返せばいいだけだ。また、相手ペアが中央より前に近づいてきたら、大きくクリアで返す。後ろに下がれば、ネットすれすれのショットで返していく。

すると相手は後ろにいったり、前にいったりと、余計に動くことになり体力が奪われていくのだ。

この打ち方を自分は学んだ。

今回のゲーム中も、こういうことが何度も何度もおこった。やがて相手は耐えられず無理なショットを打とうとして自滅する。あるいは体力が奪われてショットの精度が落ちる、というパターンだ。

スマッシュ、リターン、ロビング、ヘアピン、ロビング、クリア、クリア。

このような繰り返しでゲームが進んでいくから、体力も温存しなくてはいけない。

自分たちがやらなくてはいけないのは、相手をよく観察しながら、前後左右に相手を揺さぶるショットをきちんと打てるようにすることだ。自分の体力を温存しながら相手を走らせるようにしていく。

今回のゲームを終えて、今後に役立つようなたくさんのことを学んだ。本当に貴重な体験であったことは言うまでもない。

明日からの練習メニューは、上級者の練習を行おう

いままではローテーションをきちんと行う練習であったり、ひとつひとつのショットの精度を上げるような練習を中心としていた。

しかし、それを行いながらも、もっと上級者に近づけるような練習メニューの必要性を感じている。

たとえば初中級者でもできるような、ネット周りの練習、サーブから第三打までの練習、中央からバックのクリアに素早く移動する練習など、課題は盛りだくさんだ。

今年はさらに上級者に近づくことができるような練習を行っていこうと思う。

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大人バド部のみんな

2019年も明けて、お正月気分もそろそろ抜けてきたのではないだろうか。

1月は寒いけれど、体幹トレーニングや柔軟や体力トレーニングも行いながら、しっかりと練習をこなしていこう。

去年よりも今年がもっと上達するように、昨日より今日のほうがもっと上達するように、毎日何かしらトレーニングを積んでいこう。

大人バド部のみんなは学生ではないから、毎日いろいろな雑事や仕事に追われて忙しいことだろう。

でもわずかな隙間時間ならきっとある。 その時間を利用して、バドミントンの上達につながるような行動を起こしていこう。 今年もよろしく。[/su_note]

 



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ABOUTこの記事をかいた人

まだバドラー歴3年の孤独な大人ネコバド部長。1年目を過ぎたころから仲間ネコを集めて自主練の日々だ。バドミントンをしている時は素のネコになれるんだニャー。 目標は最強のネコバドラー。どんな相手だって受けてたつぞ。ニャー。