スマッシュレシーブ力を高めるには?
先日、スマッシュレシーブ力を高める方法として、まずはシャトルを穴を空くほど見つめること、ということをお話した。→スマッシュレシーブ力を高める
その、シャトルを見つめる前段階の練習として、ラケットを真ん中に構え、そのラケットの最先端のフレーム部分に、飛んできたシャトルのコルク部分の真ん中を正確に当てる、という練習を行った。
これが意外に難しい。
ラケットをシャトルが飛んできた方向に移動させ、先端とコルクを合わせる感じだが、これができない。
何度も、何度も練習してようやく少しずつ当てられるようになってくる。
そうやって初めて、ラケットでシャトルを正確にとらえる、ということができるようになってくる。
1秒のトレーニングで自然と身につく集中力
そのトレーニングを行っていると、とにかくラケットをしっかりと見つめる、という習慣が自然とつくようになり、それが集中力につながる。
だから、本日のゲームの、ペアがサービスをする瞬間、ラケットを真ん中に構える時に、ラケットのフレームのあたりをしっかりと見つめて集中力を高めるトレーニングを行った。
フレームを見つめる時は、フレームの穴、そこから出ているガッドをしっかりと、穴の空くほど見つめる。
なんとなくラケットを見つめるだけでは焦点が合わない。
自分のど真ん中にラケットを持ち、上からラケットのフレーム部分を、目の焦点を合わせる感じで見つめてみる。
すると、いっきにフレーム部分に焦点が合い、フレームにハマっているガッドの様子も細かく見ることができる。
しかしペアが構えに入ってサービスをするまでの間は、それほど多くの時間があるわけではない。
時間にしてほんの数秒。いや1秒ほどかもしれない。
集中力を高めてから自分も相手ペアのレシーバーを見なくてはいけないから、実際はペアがサービスを始める時には、もう自分も構えていなくてはならない。
それから考えると集中力を高められる時間はわずか1秒程度だ。
しかし、この間に、とにかく全神経を集中させてフレームに焦点を当ててみる。
フレームを見つめる。
よし、焦点が合った。
そこから相手ペアのほうに目線を動かす。
自分はこうやって、集中力が高められるかどうか、昨日から実験を開始している。
集中力を高めることができる方法、その他
壁打ち
バドミントンの壁打ちはダントツ難しい。テニスの壁打ちはそれに比べると楽だ。テニスを経験していた自分はその感覚でやってみたら、全然できなかった。
バドミントンの壁打ちは、とにかく戻りが早いので、本当に集中してシャトルをよく見ていないと絶対に続かない。
その間、とにかく何も考えずシャトルだけを見る。それによって集中力が高まるのだ。
普段から心を落ち着かせ、集中力を高めたいと思ったら壁打ちをお勧めする。
球をつなぐ練習
自主連の時に日ごろから集中力を高める方法のひとつとして、ヘアピンなどをとにかく延々をつなげる練習、というものがある。
これをすることで集中力を高めるトレーニングをするのだ。
ヘアピンをつなげるのは、やったことのある人ならわかるだろうが、とても難しい。
普段の基礎打ちでやるヘアピンなら、まあせいぜい10回程度も続いたら合格圏内だろうが、集中力を高めるトレーニングの時は100回を目標にしてみる。
ヘアピン100回か~。できるかな?
ヘアピンと同様、ドライブやドロップなども二人で100回続けてみる、という練習もできる。
このトレーニングは100回達成することが大事なのではなく、長くラリーを続けようとする意志と集中力が大切なのだ。
シャトルをぎりぎりまで見る癖
球が飛んできたとき、打つ瞬間は意外とみんな球を見ないで打っている時が多い。
そんな暇ないよ、と言われそうだが、トップ選手ならまだしも、我々草の根レベルのバドミントンでは、ギリギリまでしっかりシャトルを見る時間は、ある。
強力なスマッシュは難しいかもしれないが、相手からのドロップやドライブ、ヘアピン、クリアなどは、シャトルをしっかり見る余裕は必ずあるのだ。
その時に、シャトルの羽根1枚1枚まで食い入るように見るトレーニングをする。
見よう、とする気持ちが集中力を高めてくれる。
たとえそこまで見えなくても、見ようとする意志が集中力には大切なのだ。
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大人バド部のみんな
集中力を高めるトレーニングはいつでも行うことができる。
試合前、ゲーム前、ゲームの途中でも、ラケットをじっと見て集中力を高めるのは一番簡単な即効性のある方法だ。
また、自分なりに気持ちが落ち着く、集中力が高まる方法を発見したら、すかさずやってみよう。
集中力があれば、普段倒せない相手も倒すことができるかもしれない。
それだけ集中力の保持は大切なのだ。[/su_note]
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