最高齢78歳のバドラー
自主連仲間のCさんは自分の仲間の中で最高齢の78歳の男性だ。
昨年からバドミントンを始めたばかり。
最初は、空振りはしないものの、まったく動くことができなかった。
その当時、たまたま一緒に打つ機会があったのだが前衛にいても、つったっているだけだった。
いや、というより前衛後衛のポジションやサイドバイなど、まったく知らなかったのだ。
スマッシュも打てないし、ドロップも無理。相手のスマッシュをリターンすることもほとんどできなかった。
しかし彼は、へこたれなかった。
その根性がすごいと思うのだが、どうみても周りのレベルからは10歩ぐらい遅れていたのだが、それでもぴったりと我々の後についてきていた。
また、すでにサラリーマンをリタイアしていて仕事はやっていないから、日中でも練習することができる。
また、週末のきつい基礎トレーニングにもきちんと参加しているのだ。
週4-5回、40-50代と一緒に練習し、みるみる上達
恐らく現在は週4~5回ほどバドミントンをやっていると思う。
一緒にやる仲間は同年代ではなく、全員彼よりも20-30歳ほども若い連中だ。
そんなに、まわりの皆と一緒にやって大丈夫?とこちらのほうが余計な心配をしてしまう。
しかし、この一年の間、怪我をすることもなく、体調が悪くなることもなく、ずっと同じペースで週4-5回バドミントンをやっている。
そして、ほんとうについ最近のことだが、俄然うまくなってきてた。
一年で見違えるほど上手になる
本当にびっくりしてしまうのだが、本当に78歳?と思うぐらい、動きが非常によくなっているのだ。
1年前とは雲泥の差だ。
当初は前衛にいてもただつったっているだけ、と言ったが、最近は前に来たあまい球はすかさずスマッシュをしてくれる。
また、球に対する反応もよくなってきた。
サービス周りの攻防も、ちゃんと対応することができるようになってきた。
男性で比較的背が高いから、前衛での動きはとても有利なのだ。
また、後ろから前に来るタイミングや、レシーブもちゃんと飛ぶようになっている。
自分のスマッシュもちゃんと返すころができるようになってきている。
これはすごい。
本日彼と一緒に組んでやったゲームは、すべて勝利することができた。
なぜ上手になってきているのか?
彼は週2回バドミントン教室に通っている。自主練を週2回程度、ゲーム中心の実践クラスが週に一回。
これをほぼ毎週のようにこなしている。
週5回を毎週やっているのだから、疲労も結構大きいような気がする。
自分も3時間の教室の時はもうへとへとだ。しかもこの暑さだからそれだけでも体力を消耗してしまう。
でも、休まないし、体調不良という話も聞いたことがない。
なぜ上手になってきているのか。
ひとつは週5回のコンスタントなバドミントンの練習。
そしてもうひとつは、彼の性格だ。
彼は悲惨なところがひとつもない。
あくまでも明るい。
性格が大きく成長を左右する
多少打てなくたって、周りより自分がかなり劣っている、と自覚していたって、その時から今まで、不平、不満を言っているのを聞いたことが一度もない。
いっぽうで、同じく初心者レベルから今までずっと一緒に自主練をやってきている女性Qさんは、自分が打てないとものすごく落ち込み、どうして打てないんだろう、私なんて全然ダメだ、という言葉をよく発する。
そのたびに、そんなことはない、と慰めるのだが、自分はヘタなんだ、できないんだ、と言っているから、いつまでたっても伸びない。
しかしCさんはまったく違う。
ミスをしても、拾えなかったとしても、あれ?という程度で、後までその感情を残さない。
どんなに相手にぼこぼこにされても、決して落ち込まず、次のゲームに臨む。
自主連仲間の上手な人と当たった時でも、ものおじしないで果敢に戦う。実力の差は歴然としているのだが、それにもめげず向かっていく。
その積極性と天性の明るさで、ここまで伸びてきているんじゃないか、と自分は思っている。
[su_note note_color="#e1fca7"]大人バド部のみんな
失敗したって、打てなくたって、決して落ち込んではいけない。
そういう時もある。
上手くなりたいなら、決してくさってはいけない。
あくまでも前向きに、自分の良い点だけを考えよう。
今日はこれができた、このショットはとてもよかった、次はもっと上手にできるはず、という想いを抱こう。
落ち込んでばかりいてはうまくなれない。
必ず、プラスの言葉を発しながら練習しよう。
気が付いたら相当うまくなっているはずだ。[/su_note]
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