ヘアピンの練習をした。
ヘアピンはショットの中で一番動きが少なくて、汗をかかない。
ここのところ東京は本当に猛暑で、体育館も30度以上となっている。
そんな中、本日はヘアピンの練習をひたすらやった。
目次
ヘアピンの基本はラケットを床と並行に平らにすること
ヘアピンの打ち方はもう言うまでもないと思うが、一応おさらい。
まず重要なのとまるは足を動かすこと。
打つ時は止まって打つが、打つ前後は足を動かしておき、どこにきてもすぐに取れるようにしておく。
ラケットは、シャトルをとらえる時は床と並行に出すこと。
ラケットは平らな状態から、わずかに手首を動かしてシャトルを前に送る感じだ。
シャトルを打ち終わった時は、必ず少し後ろに戻ること。
だから、ヘアピンといえども、結構足を動かしているのでわりと疲れてしまう。
相手と1対1でヘアピンをやって、数分もやれば、わりとゼイゼイしてしまう。
これが、もし足をまったく動かさないでやっている人なら、まったくゼイゼイしていない。
もし自分が、周りが、ゼイゼイしていなければ足を動かしていない、という証拠だ。
だからがんばって足を動かそう。
ヘアピンの打ち方は2種類ある 上からと、下からだ
ヘアピンはネットの白帯の近くで打つ、比較的高い位置から打つやり方が一般的だと思う。
こちらのほうがミスが少ない。
しかしもうひとつのやり方として、下から上にポンと上げて打つ方法がある。
こちらも慣れてくると結構入る。しかもネットぎりぎりで入ることが多いので有効だ。
間に合わない時、もしくは相手からの球が浮かずにネットすれすれに入ってきた時は、この方法でかわすことができる。
だから、上からのヘアピンと、下からのヘアピン、両方使えるようになっていることが肝心だ。
ヘアピンの効果的な練習方法
二人でドロップ交互
1対1でのドロップ交互を行う。一人がドロップを打ち、相手がヘアピンで返す。片方がそれを拾ってロビングを高くあげる。それをドロップで返し、またヘアピンで返す、というのを延々と続ける。
この時注意したいのは、イージーなヘアピンを出さないということと、浅いドロップを出さないということだ。
ドロップ交互は前後の動きの練習なので、相手を動かすうにすること。
相手に悪いからと思って、浅いドロップや深いヘアピンを出していては、相手はほとんど動かないで簡単に取ってしまう。
お互いの練習になるように、ドロップは深いドロップ、ヘアピンはなるべくネットに近い浮かないヘアピンを心がける。
先日そういった練習をAさんとやったのだが、自分のヘアピンやドロップがあまりにもよいところに決まってしまったので、相手が取るのに四苦八苦していた。
これが本来の練習だと思うのだが、相手はとてもイヤな顔をして、『取りずらい』と言ってにらみつけられてしまった。これには心外。
本来の練習は前後のショットにいかに速く対応するか、という練習なのに。
自分は、何度もこういったことを相手にやられ続けてきた。最初のうちはまったく追いつけず取れなかったが、最近はずいぶん取れるようになってきた。
自分も、相手があまりにもよいショットを出してくるので、ずいぶん容赦なしなんだなあ、と思っていた。でもそういうショットを出すということは、相手が自分のことを認めてくれているからだ、と思っている。
自分だって、ヘタな人にはそんなドロップ交互はやらない。もっとイージーな球を出すだろう。
でも、この人ならきっと取れる、と思う人にはより厳しいドロップ交互を行う。相手もきっと同じ想いだったのだろう、と勝手に想像している。
だから、最初はAさんも、なんて意地悪な人、と自分のことを思うかもしれないが、それは実力がまだ追いついていないからだ。
もっともっと練習をつめば、必ず取れるようになる。
だから、Aさんも、自分のことをにらむのではなく、自分の実力を知り、相手がそういったヘアピンを出してくれることに感謝しなくてはいけない。
二人でヘアピンの打ち合い
ネット際で1対1でヘアピンを行う。
ただ、いくつかのバリエーションで変化をつけたヘアピンの練習を行う。
ひとつは、片方がネット上からのヘアピン(なるべく高いところから打つ)、もう一人は下からのヘアピンで続ける、というもの。
もうひとつのバリエーションは、相手を左右にゆさぶるヘアピンの出し合いをするということ。
相手がバックにヘアピンしてきたら、その同じバック側に返球するとか、フォアのストレートのヘアピンがきたら、バックにクロスで返すとか、そういった相手を動かすヘアピンを練習してみるのだ。
これには十分なコントロールが必要なので、その練習となる。
4人でローテーションを混ぜたヘアピンの練習
2対2のダブルスの体制で行う練習。
ショートサーブ、ロビング ドロップ、ヘアピン、ロビング、ドロップ、ヘアピン、これを繰り返す練習。
まずショートサーブ。相手ペアがロビングをする。そしてドロップ。次にヘアピンで返す。
ヘアピンで返す時は、なるべく前衛のいないところに送るようにする。
だから、クロスのヘアピンを多用することになるし、ストレートでもネット際すれすれを狙うヘアピンも出してみる。
こうしながら、相手をなるべく動かすヘアピンを出すことで練習するのだ。
なるべくミスが出ないようにがんばってやってみよう。
これは実践とまったく同じなので、ローテーションの練習にもなる。
ロビングを打ったら必ずサイドバイサイドのポジションになるようにする。
ドロップを打つ時は、ロビングが上がってきた側の人が後ろに下がってドロップをする。
もう片方の人は、ロビングが上がった瞬間に前衛にポジションを取る。
ヘアピンはどこに来るかわからないので、かならずその場で足を動かしながら、どこに来てもいいように体制を整えておくことが大切だ。
